今回はYさんのバーズ施術中に観えたものをお話します。
Yさんはバーズのプラクティショナー(施術者)です。
普段は施術する側なのですが、何やら尋常ではない疲れがあるということでバーズのセッションを受けにいらっしゃいました。
バーズのセッション中は脳波がシータ波になるので、目を閉じているのにいろいろなものが観えることがあります。
例えばカラフルな光やどこかの風景など。
これは施術する側される側、共にあることです。
特にシータヒーラーはシータ波になると「うっかり観ちゃう」ことがよくあるので、バーズ中は映画鑑賞状態になったりします。
今回のセッション。
わたしもいろいろと観えていましたのでシェアをしますね。
観えたものは不可解なものばかりでしたが、施術後のおしゃべりで解明されていきます。
さて、施術が始まってすぐ。
黒マントの集団がろうそくの炎を揺らしながら森の中を抜けていきます。魔女軍団??
思わず「どこ行くの?」と聞くと「ミサ」…
どんなミサだろうとついて行くと、突然目の前に荘厳な教会が現れたじゃありませんか。
大きな重い扉を開けると、まばゆい光の溢れる室内に緋色の絨毯。
向こうでニコニコしている小さなおじさんはローマ法王っぽい。
魔女軍団だと思った一行は黒いマントを脱ぐと、ぱあっと真っ白なドレス姿に変身し祭壇の上へと上がっていきます。
そしておもむろに歌い始めました。
賛美歌♪
聞いたことのない歌です。
美しい歌声に鳥肌が立ち、神々しい波動に泣きそうになります。
トドメに天使が大勢降りてきて聖歌隊の上で一緒に歌います。
「祝福」
と聞こえました。
あまりのありがたさにナンマンダブとか言いそうになって、慌てて口を閉じ、しばし祝福の歌に聴きほれていました。
これは一体何の意味があるシーンなんでしょう??
ど迫力の賛美歌に心を奪われ、危うくバーズをランするのを忘れそうになりつつ、セッションは続きます。
電気的な作用で解放されていくYさんの脳内の不要な思念が右から左から勢いよく噴き出します。
中盤でまたやってきました。
白いコンバーチブルの車が崖っぷちの道を猛スピードで走っています。
あ。と思った瞬間、車は道を外れ海に向かって飛んで行きました。
落下しながら放り出された女性は過去生のYさん。
岩に叩きつけられ、全身の骨の砕ける音が聞こえ、脳が飛び散ります。
うへえ。
上から見てる映像とYさん目線の映像が交互に観えます。
「破壊」そして「再生」の文字が浮かびます。
意味不明。
でもきっと何か意味があるのでしょう。
セッションは粛々と続いています。
そして終盤。
黄金色。とにかく広がる黄金の光。
アンコールワットの遺跡のような寺院。
独特の踊りを舞う女性。その女性からは黄金色の光が後光のように差しています。
彼女は神様に舞を捧げる巫女のような存在で、舞の最中は女神が降りてきているので眩しい姿だったようです。
後でネットで検索したら、あの寺院やはりアンコールワット遺跡と同じ形でした。ただあんなに古ぼけてなかったんですね。
寺院で女性が踊るのかとも思いましたが、検索していたら、あるんですね。アンコールワットで。
あの巫女さんの着ていたのとよく似た衣装で踊る女性の画像があってびっくり。
これだよ、これ。
壁画の女神像までよく似たポーズしてる。
よく知らないことを観るって、やはりあれは妄想ではないんだなあと実感する瞬間です。
90分があっという間に過ぎ、盛りだくさんの映像を観ながらのセッションは終わりました。
Yさんはボーっとベッドの上に起き上がりながら
「ばあちゃん出てったよー。」
「はああ?」
セッションが終わり、ハーブティーを飲みながらYさんの感想を聞きます。
「ばあちゃん出てったー。右足から。今日だったんだ。」
実は私、Yさんのお祖母様とはちょっとしたご縁があります。
お祖母様が亡くなった後にお会いしたんですけど。
Yさんが言うには、もう間近に迫ったお祖母様の納骨の日には区切りをつけてお別れをしようと決めていたそうです。
亡くなって直ぐに守護天使となって彼女の元へ来てくれたお祖母様は、ようやくご自分の成長のために出発できるから、お互いに自立ができるだろうと。
それが、納骨の日を待たずに今日のセッションが始まった途端にスーッと出て行かれたそうです。
その直後に体が浮くほどの軽さを感じ、辛かった症状が消えたそうです。
バーズすげえ…。
思わず2人でつぶやきました。
ご縁のあるYさんのお祖母様、出て行くきっかけに私のセッションを選んでくださってありがとうございます。
そして、その瞬間に私が観ていたのは「祝福」のシーン。
確かにおめでたい。
次にYさんの断崖絶壁の壮絶な死に際のシーンは、ここ最近彼女がよく見る「破壊」のイメージと繋がっていたようです。
何かがパリーン!と弾けたり、粉砕したり、そんな感じだそう。
アクセスバーズの元である、アクセスコンシャスネスには「破壊して再創造する」という信念があります。
まさにこれですね。
最後の黄金色の女神。
これは彼女自身のことです。
やはり最近「皆を照らす光になりなさい」と高次の存在からのメッセージを受け取ったそうで、
そのまんまやん!(爆)
私が観ていたのは、彼女の中の変化だったんですね。
変容してく様子を観察していたんです。
帰り際、玄関を出たら雨は上がっていて、澄んだ空気に目がくらみました。
Yさんは「ああ、生まれ変わったような景色…」
実際、生まれ変わっちゃったんでしょうね。
来てよかったと何度も言っていだだき、私も本当に嬉しい。
そして何より、変化の瞬間に立ち会えた奇跡に感謝です。
Yさんとも話しましたが、バーズやシータをやっていて一番嬉しいのは、こういう劇的な瞬間の目撃者になれた時です。
これは病みつきです。
「これだからやめられないんだよねー。」
「だねー。」
と、また会う約束をして見送りました。