胎内へのヒーリングというものがシータヒーリングにはあります。
基本的なテクニックなので、初期のセミナーで習います。
生まれる前の赤ちゃんに?
と、思いますよね。
もちろん、現在胎内で育っている赤ちゃんへのヒーリングも可能です。
ところが、
シータヒーリングでは時間をさかのぼることは普通なので、もうすでに大人になっていても、その方の赤ちゃん時代へヒーリングを送ることができます。
まだお母さんのお腹の中でふわふわ浮いていた頃です。
これはとてもいいヒーリングです。
赤ちゃんは子宮の中で安全に守られ育まれていますが、実は色々な情報を受け取っています。
例えば、お父さんとお母さんがケンカした時。
赤ちゃんは会話を聞いているだけでなく、
お母さんが放出するアドレナリンまでガンガン浴びていますし、
怒りで血管が縮んだりすると苦しくなったり、
お母さんが悲しめば一緒に悲しくなってしまいます。
なんといっても一体化してますからね。
感情も何もかも共有して、区別がつかなくなるくらい。
そして、その記憶を脳や体の細胞が持ったまま生まれてきます。
それだけでなく、お母さんがたくさんの辛い経験をして
ふと「妊娠なんてしなきゃよかった…」
と思ったりするだけでも
「え?あれっ?生まれちゃいけないの?」
と、ショックを受けたりもします。
そのショックがその子の中に残っていると、生まれてから特にひどいことを経験してもいないのに
漠然と「生きてちゃいけない」と、
思いながら生きる人になったり。
妊娠中の影響は計り知れないです。
「本当に俺の子?」とか
「金ないから堕ろせ」とか
「男の子がよかった」とか
ここまでひどくなくても、
妊娠したから仕事やめなきゃならないとか
そもそも妊娠を喜んでなかったとか
お母さんがいつも孤独だったり
お父さんとケンカばかりしてたり
忙しくて妊娠に気づかなかったり
そんなにいつもいつもごきげんに笑って過ごせるかー!
ってことは、誰しもあります。
こんなこと聞くと
「私のことだー」
って、悲しくなっちゃうお母さんがいますけど、自分のこと責めないでくださいね。
だって、その時はそれしかできなかったんですもの。
お母さんが「あの時もっと優しい気持ちでいられたら」と悔やんでも、
その時はできなかったんですから。
できたらそうしてたはずなんだから。
そのお母さん自身が、そのまたお母さんの胎内にいる時にすでに傷ついてた可能性すらありますし。
ややこしいから話を戻しますが…
そんな諸々を無防備に受け取って、
大人になっても生き辛い思いをしている方を根本から癒してあげちゃいましょう。
というのが胎内ヒーリングです。
受精した瞬間から生まれ出るまでの間に受けた
ネガティヴな感情やエネルギー、取り込んだ毒素、トラウマなどを
丁寧に癒していきます。
胎児だけでなくお母さんまで癒してあげられます。
私の感覚ですが、これをやってもらってる最中は暖かく幸せな気分になります。
クライアントさんの多くは自然と涙を流しています。
傷が癒える時、深い愛情に触れると涙が溢れてくるものなんですね。
原因がはっきりしない心のトラウマや精神の不安定感を持っている方にはぜひ試していただきたいなあと思うヒーリングです。
もちろん、複合的な要素があって心が不安定になっていくものでしょうが、
人生の最初のそのまた最初の時に受けた傷を癒しておくと、
今の心の痛みに向き合いやすくなると思います。
ハートで感じる暖かさは、いいものですよ。