初日からへべれけだったスペシャルセミナー。
本当にスペシャルです。
今日こそはついて行こう!
朝ごはんもしっかり食べて臨みました。
車で10分ほどのオフィスまでは大きなバンで毎日送迎があります。
先生も迎えに来てくれるので、数人は先生と一緒に乗って行くこともできます。
基本的にシャイなので、先生の車に乗りたいとなかなか言い出せません。
みんな積極的ですごいなー。
いやしかし、今回はいつものパターンはやめると決めたんだ!主張するところはしよう!クラスでもちゃんと発言しよう!と改めて思いました。
で、開始早々。またしても裏技ありの瞑想です。
今日は意識を保つのだ!
実は、昨日は数人が気持ち悪くなったり、感情が爆発(?)したりして、一部カオスでした。
(人のこと言えませんが…。)
普段から抑圧が強い人は、解放できる場では爆発することもあります。
逆に抑圧しすぎて無反応な人もいます。
今日は全体的に落ち着いている様子です。
わたしも大丈夫かな。
講義中、何の話からそうなったのか、イルカは他のシステム(地球外)から移植されたスピリットというお話があって、
「そういえば、わたしは人間の前の最後の動物がイルカだったな」と思い出し、質問しました。
「てことは、わたしは途中から地球に移植されたってこと?」
いきなり前方の人達が振り返りました。
「そうだよ。他人の中に馴染むのは簡単ですか?居心地悪くなるでしょ?」
ぎく。
「ええ、まあ、そうですね…」
「えー、じゃあ、そういう人は地球体験が少ないってことですよね?」
「私、イルカと泳いだ時に目がって衝撃受けたことあります!私もイルカ?」
「その宇宙人はイルカになって何してたんですか?」
何やら盛り上がってきたようで…
質問途中だったけど、もういいや。(早くも主張断念)
イルカの話は結構続きました。
それからチャンティングの儀式用の新しいマントラを教えてもらい、一生懸命唱えていました。
何語なのこれ?
発音できないんですけど?
そうこうしているうちにまた意識が遠のいてきました。
今日は大丈夫だと思ったのに…
どうやら休憩時間らしいけど、身体が粒子になってバラバラと散らばっていきます。
自分が大きくなったり、小さくなったり。
キッチンで何かやってる人達の声や別の部屋でβシステムの準備をしてる人の話し声、先生と通訳のYさんの会話、みんなすごく静かにしゃべっているのに、全部が耳元で聞こえます。
声の反響で酔いそうになり、目を閉じると、今度は自分の中心から放射状に何かが広がっていきます。
身体の境界線はもはやありません。
あー。
今日も散らかってもうた。
翌日。
すっかり食欲をなくしていました。
朝ごはんはフルーツひとかけらだけ。
睡眠は十分なので元気ですが、瞑想するとおかしくなっていきます。
今日はピッチが早い。
いきなり身体がバラバラになっていきました。
先生の声が遠くなります。
身体はすでになくなり、頭の中では光が炸裂しています。
脳のニューロンのような形で光っては散り、何かがひっぺがされるような、ベリベリするような…
やーめーてー
吐き気が込み上げてきます。
空っぽの胃が収縮した時にだけ、そこに胃があると認識できます。
そしてまた身体は消え、顔の中心しか残っていません。
目と鼻と口だけです。
皮膚の隙間からサラサラとこぼれていき、とうとう顔の中心もなくなりそうになった時、どうしようなく怖くなり、助けを求めました。
「○△?&%%!!」
自分で何言ってんだか分かりません。
「How are you feeling now?」
「消えそう…」
「It’s ok, It’s ok, you’re here.」
先生が肩をポンポンとたたきました。
そしてトイレに駆け込んで吐きました。
胃は空っぽなので何も出ません。
ただ、下から脳天へと突き抜ける何かが胃を貫くのです。
不思議なことに、この間の記憶ははっきりとしています。
自分が意識の流れを止めてしまったことにも気づいていました。
席に戻ると講義は続いています。
身体感覚は戻ってきましたが、頭頂と額が冷たくスースーします。
冷たいこんにゃくを乗せられたような…
妙にリアルな感触です。
付き添ってくれたTさんが心配してくれます。
「大丈夫?」
「ありがとう。冷た〜〜〜い。」
「??」
ランチの後、Tさんはβシステムに乗りに行きました。
「ドキドキする〜〜」
「行ってらっしゃ〜い」
午後はだいぶ落ち着いてきて、みんなの質問やシェアを聞いていました。
βシステムは音と振動以外にも、周波数の影響で細胞のマッサージを受けたようになるそうです。
体外離脱したり、身体の痛みが消えたり、色々なビジョンが見えていたという人も。
楽しみというか、こんなんで大丈夫か?と若干不安が出てきました。
そして、初日からずっと眠り続けている人が質問をしました。
「わたし、なんでこんなにずっと寝てるんですか?」
だよねえ。
普通、先生の目の前で熟睡しないもんね。
でも、眠りこけてる人は他にも数人います。
この話の最中も爆睡です。
「時差ボケと高山病も出てるんじゃない?酸素吸ってみますか?」
「はい…。」
「でもね、こういう特殊な状況でこういうこと(秘技&瞑想)をやると寝てしまう人は多いんですよ。よくあることだから心配しなくて大丈夫ですよ。」
「はい、ただ、何も覚えていないのは残念すぎて。」
「そうですね、少しワークを外れて休んでみてもいいですよ。」
クラスがしんみりしました。
よし。
今だ、頑張ってシェアしよう!
「さっきの気持ち悪くなった件で…」
あの、自分が消えていく感覚をシェアしました。
「うんうん。それもよくあることなんですよ。」
「?」
「自己覚知*に至る直前、そうなるんですよ。みんな本当に同じ体験をしたと言います。」
シーン……。
「それから第3の目が開きます。」
「今、頭頂から額にかけて冷たくて仕方ないんですが、関係ありますか?」
「それも第3の目が開く時によくある感覚です。皮膚の下に眠っていた器官が外に出るので、体温の保護から外れて冷たく感じるんですよ。」
…そうかー。
やっぱり止めなきゃ良かった。
「今度そういう感覚がやってきたら、止めないで消えてください。」
「はい。」
「消えた先には真の喜びが待っていますから。」
胸が暖かくなりました。
しかし…今度って、いつだろ。
クラスが静まり返った時、Tさんがふらふらと戻ってきました。
「どうだった? てか、どうしたの??」
「いや… なんか…」
相当やばかったらしい。
part3に続く
*自己覚知:覚醒に至る前の段階。すべての内的葛藤から解放され、本質的な存在としての自分自身を一切裁くことなく認識すること。