集団の中にいると、
「私って、みんなの役に立ってないな…」
そんなふうに思うこと、ありませんか?
特に会社や組織で働く方々には、
わりとよくある感覚かもしれません。
これはもちろん、自己価値や自己肯定感とも関係しますが、
もうひとつ大きな理由があります。
それは、
自分を「役割」として存在している
と思っていることです。
所属する団体の中で
「自分は役に立っていない」と感じたとき、
どんな気持ちが浮かびますか?
・悲しくて落ち込む
・自分のことが嫌いになる
・置いてけぼりの感じ
・ちっぽけな自分
・不十分な自分
いくらでも出てきますね。
では、どうして
そんなことが起きるのでしょう。
少しイメージしてみてください。
ちっぽけで、不十分で、
役に立たない自分を思い浮かべたとき、
あなたはどんな姿で、何をしていますか?
ぱっと浮かぶ場面がありますか?
それがきっと、
あなたが初めて
「自分の役割を果たせなかった」
と感じた体験です。
わたしたちの多くは、
家族の中ですでに役割を演じています。
お父さん、お母さん
兄弟、姉妹
という関係だけではなく、
子どもの立場の中にも、さまざまな役があります。
・家族のアイドル
・両親のサンドバッグ
・親の世話係
・笑わせ役のピエロ
・親の自慢の種
・親のストレスのはけ口
・手のかからない良い子
・気づかれない空気
私たちはそれを、
本当に一生懸命にやってきました。
ただ、
愛されるために。
役に立とう。
期待に応えよう。
そうすれば、
愛されると思ったから。
だから今でも、
つい人の役に立とうとしてしまう。
期待に応えようとしてしまう。
そして、それがうまくできないと
まるで人として終わったような気持ちになる。
けれど。
「役割」として誰かと繋がっている限り、
わたしたちは
ありのままの自分を受け入れることができません。
思い出してください。
あなたが生まれたとき。
まだ何者でもなかったとき。
それでもあなたは
毎日、ただ生きていました。
そこには
役割も、役に立つかどうかもありません。
それでも、
存在することそのものが
喜びだったはずです。
一度できたことなら、
もう一度できるはず。
ありのままの自分を見失う前に、
役割をそっと手放してみてください。
ただの自分として、
誰かと繋がってみる。
きっと、
たくさんの共鳴が起きてきます。
あなたが
あなたでいるとき、
相手もまた、
その人のままでいられる。
そのときに生まれる
静かなハーモニーを、
ぜひ感じてみてください。

