「潜在意識の書き換え」って、耳にしたことがある方も多いと思います。
自己啓発や引き寄せなどの分野でも、よく使われるようになった言葉ですね。
でも、実際、それってどういうことなんでしょう?
シータヒーリング®︎をはじめ、さまざまなセッションを通して潜在意識の領域をたくさん扱ってきたSolliesならではの視点から、お話ししてみたいと思います。
潜在意識とは「自分でもなんで?」と思うところ
私は潜在意識について説明するとき、
よく「自分でも“なんで?”と思うところ」とお話ししています。
「やろうと思っているのに、なぜかできない」
「嫌なのに、なぜか断れない」
「もう気にしないと決めたのに、なぜか反応してしまう」
「豊かになりたいのに、受け取る場面になるとなぜか怖い」
裏腹…とはよく言ったもので、
「頭ではこうしたい、けど気持ちや行動がついていかない」
そんな葛藤が起きることがあります。
潜在意識がまさにこの裏腹をやってくれるんです。
私たちは普段、「ああしたい」「こうしよう」と考え、自分で選択しています。
これは、自分で認識できる顕在意識の領域です。
その一方で、自分では意識していないのに、気持ちや行動に影響を与えている領域があります。
それが、潜在意識です。
なぜ潜在意識は「裏腹」なことをするの?
では、なぜ潜在意識は、頭で決めたこととは裏腹な反応をするのでしょう。
私はよく、
「潜在意識は、過保護なおばちゃんみたいなもの」
と、お話ししています。
「危ない! 怪我しちゃうわよ!」
「そっちに行ったらだめ!」
「死なないで!」
「ああ、こんなに傷ついちゃって……」
「ここにいれば大丈夫。安全よ」
そんなふうに、あなたを一生懸命守ろうとしているんです。

たとえば、過去に人前で話して恥ずかしい思いをしたとします。
顕在意識では、もう大人になったし、「今度こそ人前で堂々と話したい」と思っている。
でも潜在意識には、
「人前に出る=傷つく」
という昔のプログラムが残っている。
すると、いざ人前に出ようとしたときに、怖くなったり、身体が緊張したり、
なんとか「あの惨事」を避けようとします。
こんな仕組みになっているんです。
「潜在意識を書き換える」とはどういうこと?
「潜在意識を書き換える」と聞くと
過保護なおばちゃんを追い出そうとしているように聞こえますが、実際は違います。
おばちゃんは愛すべき味方。
ただ、昔のことを今なお起き続けているかのように思い込んでいるだけ。
だから教えてあげるんです。
もう「あの惨事」は終わったのよ。
あれを、生き抜いたのよ。
立派に成長したのよ。
潜在意識を書き換えるというのは、過去の自分を否定したり、無理やり別の自分に変えたりすることではありません。
かつて自分を守るために必要だったものに気づき、「今の私には、もう別の選択ができる」と教えていくこと。
私は、そんなふうに捉えています。
先ほどの例でいうなら、実はこれ、私自身の体験ですが(笑)
6歳のとき、ピアノの発表会で実力より難しい曲に挑戦しました。
慎重に弾きすぎて、何度も演奏が止まります。

私が止まるたびに観客の方々が息を飲み、弾き始めるとまた呼吸が始まるという、会場がひとつになった緊迫の時間でした。
そして演奏が終わると、みんながとても優しく励ましてくれました。
「よくやった、よくやった」
6歳の私は、そこで悟ります。
これは……失敗したのね?
同情されているのね?
しかも、その演奏はレコードに残されていました。
父が何かあるたびに「あのレコードかけちゃうぞ」と笑うのも、なかなかの追い討ちです。

こうして私の中の「過保護なおばちゃん」は、
人前で失敗する=恥ずかしい、傷つくと覚えてしまったのでしょう。
やがて私は、人前で演奏することだけでなく、話すことも極端に苦手になり、赤面するようになりました。
ずっと後になってシータヒーリング®︎を学び、「なぜ私はこんなに人前で話すことが苦手なんだろう?」と掘り下げたとき、この出来事を思い出しました。
私にとっては、とても恥ずかしく、傷ついた体験でした。
でも、そこにはもう一つの側面がありました。
この経験があったから、私は人の失敗を笑わない大人になりました。
人のミスを許せるようにもなりました。
そして最後には、
「自分を責めるのをやめる」ということを学びました。
潜在意識が変わると、現実への反応が変わる
では、潜在意識にある思考パターンが変わると、何が起きるのでしょう。
先ほどの私の話には、ちゃんと続きがあります。
あれほど人前で話すことが苦手だった私ですが、今では講師として人前で話しています。
オンラインでも話せるようになり、遠くに住んでいる方にも講座を届けられるようになりました。
そのおかげで、仕事の幅もずいぶん広がりました。
昔の私にとっては、
「人前に出る=傷つくかもしれない危険なこと」でした。
そこへの反応が変わったことで、「やらない」「避ける」以外の選択ができるようになったんですね。
潜在意識が変わったからといって、突然、目の前の現実が魔法のように別のものになるわけではありません。
同じ出来事に対する自分の反応が変わる。
反応が変われば、選択が変わる。
選択が変われば、行動が変わる。
そして行動が変われば、その先に起きることも変わっていきます。
それが積み重なって、振り返ったとき、
「あの頃とは、ずいぶん違うところにいるな」
と気づく。
潜在意識が変わることで現実が変わる、
ということを、私はそんなふうに捉えています。
ちなみに、録画が残るYouTubeライブは今でも苦手です(笑)。
過保護なおばちゃん、どうやら全部の仕事を手放したわけではないようです。

潜在意識にあるプログラムに、どうやって気づく?
潜在意識のはたらきを知らなければ、きっと私は「過保護なおばちゃん」に会うことはなかったでしょう。
シータヒーリング®︎では、「掘り下げ」という方法を使って、自分でも気づいていない思考パターンや、その背景にあるものを見ていきます。
「なぜ、こんなに怖いんだろう?」
「なぜ、いつもこう反応してしまうんだろう?」
そんな「なぜ?」を辿っていくと、すっかり忘れていた出来事や、そのとき自分が感じたこと、そこで決めたことに気づくことがあります。
シータヒーリング®︎では、深いリラックス状態で脳波をシータ波へと導きながら、普段は意識していない潜在意識の領域に働きかけていきます。
大元になっている出来事に気づき、
「あれは、もう終わったことだよ」と知る。
あの頃から自分がどれほど成長したのかに気づく。
そして、ずっと自分を守ってきたものまで、少しずつ癒されていく。
潜在意識を書き換えるというのは、
古い自分を否定して、新しい自分に作り変えることではありません。
今まで自分を守ってくれたものを理解して、もう必要のないものを、安心して手放していく。
そんな優しさに満ちた方法があるのです。
潜在意識へのアプローチは、一つではない
Solliesでは、シータヒーリング®︎のほかにも、AXXYXXやCRV、アカシックレコードなど、さまざまな角度から潜在意識の領域を見ていく方法を取り入れています。
言葉で掘り下げることで気づくこともあれば、周波数から働きかけたり、過去生や魂という、もっと広い視点から見えてくることもあります。
入り口は違っても、そこにあるのは、自分でもまだ気づいていない自分を知っていくこと。
私は、そんなふうに潜在意識と向き合っています。



自分の潜在意識を知るところから始める
潜在意識を書き換えるというと、
「今の自分を変えなければ」
「この思考をなくさなければ」
と思うかもしれません。
でも、その前に大切なのは、
「なぜ、私はこう反応するんだろう?」
と、自分の内側に目を向けてみることです。
そこには、過去の自分が経験したことや、そのとき感じたこと、自分を守るために身につけた思考パターンが隠れていることがあります。
それに気づくことは、自分の中の間違いを探すことではなく、
「そうする理由があったんだね」
と、自分自身を理解していくことでもあります。
そして、もう必要のないものがあれば、今の自分に合った選択へと変えていく。
潜在意識の書き換えは、そんなところから始まります。
自分で潜在意識を扱えるようになりたい方へ
シータヒーリング®︎の基礎DNA講座では、潜在意識にある思考パターンの見つけ方や、思考への働きかけ方など、シータヒーリング®︎の基本を学びます。
セッションを受けて変えてもらうだけではなく、
「自分の中で何が起きているんだろう?」
と自分自身で見ていけるようになること。
それは、これから先の人生でも使っていける、大切な力になると思います。
興味のある方は、基礎DNA講座のページをご覧くださいね。


