量子体験 in Santa Fe – part 3


昨夜、意識の流れを止めてしまったことに関してワークをしながら眠ってしまったようです。

今日はβシステムに乗る日。
順番は最後です。

Tさんはキョーレツな体験をしたそうで、
「漏らすといけないから着替えがいるかもよ。」
「まじで!?」

振動と周波数の連続攻撃(?)で、Tさんはたくさんの過去生や未来のビジョンを見たそうです。
いつもリーディングでビジョンがはっきり見えないと言っていた彼女は、とうとうクリアなビジョンを見ることができたのです。
でも、何かの儀式を受けている最中に起こされてしまい、しばらく意識がもうろうとしてたようです。
「もう一回乗りたい」
「明日、最終日に乗れるかもよ?」

わたしは瞑想が始まるともう反射のように身体が量子になって飛び交ってしまい、居るのか居ないのか分からない状態に慣れたてきました。

βシステムに乗ってきた人たちは大抵、ぬぼーーーっと戻ってきます。

「どうだった?」
「いやあ…」
こんな会話になってしまうようです。
起きていられなくて、隣の部屋で寝ている人もいました。

どんだけ?

とうとうわたしの名前が呼ばれました。
まずはマッサージチェアです。
超高級最新式のすごいやつだそうで、みなさん「マッサージチェアだけでもいい〜」と、空いていると誰かが座っています。

脚はつま先まできっちりホールドされ、肩、腕、指先全てが包み込まれます。
「ちょっ!身動きできないんですけど?」

頭までがっしりホールドされた時には、閉所恐怖症発動で軽くパニックになりました。
揉みに入ると首から頭まで押さえつけられてぎゅーぎゅーされて、今度は本気でパニクリました。
MRIに入った時の恐怖です。

ぎゃー!
死ぬ!
絶対死ぬ!
出してー!!
うそ、誰もいないの!?

全身リラックスどころか、ガチガチに緊張しまくった15分でした。
瞑想で緩んだ意識が恐怖でキューっと小さく固まった感じです。

なんでこれが気持ちいいのか理解できん。
フラフラになってβシステムのある部屋へと移動しました。

先生の奥様がオペレーターなのですが、
「Are you okay?」と何度も聞いてきました。
うすら笑いしかできません。

βシステム本体はベッドなのですが、4本の脚で支えられているのではなく、全体が支柱から吊り下げされています。
ベッドにはスピーカーや振動システムなどが仕込まれているようです。
ライトもいくつか付いていました。
それを丸ごとドーム状の電磁波除けのテントが覆っています。

いつか拐われた時の宇宙船みたいだな…。

若干閉所恐怖症がぶり返し…
いや、大丈夫。
中は広いから。
落ち着け。

横になって目隠しをして、耳栓をします。
「そんなにうるさいの?」
「ふふふ、そうなんですよ。」

「じゃ、行ってらっしゃい」と奥様が出て行った気配がしました。

いきなり大音量で太鼓の音やら何だかわからない音がして、全身が振動し始めました。

うううう
ああああ
散らばるううううう

量子アゲイン。
と、思ったら、足先からズドン!と強烈な振動が。
音楽と共に上がってきます。

振動のせいか散らばった肉体意識は戻ってきて、
「思ったよりも異常じゃない」気がしました。

そして、気づきました。
振動が、それぞれのチャクラをダイレクトに貫いてくるのです。

第2チャクラに来た時、アニメのソニックビームみたいなものが直撃してお腹からビヨーンと出ていくのが見えました。
第3チャクラ、第4チャクラ…
すごい!
チャクラの大掃除をしてるみたい!

第5チャクラに来た時、なんかやばい気がしました。
これまで冷静に観察していた意識が、ぐにゃぐにゃに溶けていくのです。

突然、ネイティブアメリカンのおばあさんになっているわたしがいました。
長い白髪を後ろで縛り、重たい動物の皮の服を着ています。
狼が数頭、後を付いてきます。
彼らはわたしを仲間として認めているようで、一緒にどこまでも歩いていきます。

それから、脳が割れたような感覚がして、大量のビジョンが一気に放出しました。
そのほとんどが宇宙空間でした。

そして静寂。

宇宙空間に広がっていく感覚。
わたしの意識は「宇宙線」となり、あらゆる方向へ伸び、どこまでも途絶えることなく続いていくのです。

大量の宇宙線が交差する中に小さな1対の目だけがあり、自分の姿はどこにもありません。
どこまでもどこまで永遠に広がっていくのです。

急に身体が揺れて全てが霧散しました。
どうやら奥様が心配して起こそうとしたようです。
「あれ…?」
「どこか遠くへ行ってしまったのかと心配したわ」

フラフラになり、ぬぼーーーーーーっとクラスへ戻っていきました。

クラスでは先生のシャクティが行われている最中で、厳かな雰囲気です。
なぜか泣いている人もいます。

「どうだった?」Tさんが聞いてきます。
「いやあ…。意外と普通?」
「え?普通?」

Tさんが呼ばれてシャクティを受け、
次はわたしの番です。

まだボーッとしています。
シャクティを受けていると、先生が
「あなたがここにいてくれたことに感謝します。」と言いました。
「え?」
「小鳥を埋葬してくれて、ありがとう。あの子はあの時すでに半分体から出てしまっていたから。あなたが付き添ってくれて本当に良かった。」

もう、悲しみは湧き上がってきません。
たくさんの看取りの悲しみは、感謝と温もりに代わり、わたしの内側を満たしていきました。

あの小さな鳥さんは、偶然目の前に倒れていたわけではなかったのです。
傷ついた身体で、最後のメッセージを届けにきてくれたのです。

もう悲しみは解放していいよ。


今までの人生でずっとやってきたことが、こんなふうに成長を後押ししてくれることになっていたなんて。

野鳥は一番身近な自然。
わたしはどこにいても自然を身近に感じてきた。
その体験はいつも内側の叡智に気づかせてくれた。
これからも、それは続くだろう。

わたしの内側では確実に何かが変わった。
もう今までと同じではいられない。


最終日は瞑想はしないで、とにかく先生とお話をすることに徹しました。
一番前に座り、間髪入れずに発言を繰り出し、思いつく限りの疑問質問は全部聞いてきました。
人の目を気にせず、受け取れるだけ受け取っておこう。
大事なチャンスだから。遠慮はいらない。

先生も追加のβシステム体験の時間をくれたり、みんなと過ごす時間をたくさん作ってくれました。
(Tさんも再度βシステム乗れました)
お土産買いに行く時間なくなったけど(笑)



たくさんの時間軸の中を生きてきた自分の魂が、これからどこに向かうのか。
それはそのうち明らかになるでしょう。

今はこの身体とスピリットと一緒に喜びのダンスを踊り、感謝の歌を歌うことを、ただひたすら味わっていこう。
そうすることで、地球に恩返しができるかもしれない。

そんなことを思いながら、帰りの飛行機に乗っていました。



今回、関わってくださった方々に深い感謝と祝福を送ります。

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鳥とシータヒーリング®︎をこよなく愛するヒーラー。
潜在意識の書き換えと各種エネルギーワークを併用して、喜びに溢れた人生をクリエイトするお手伝いをしています。

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