先日のセッションで、自分で自分を癒すことが本当に大切だなとしみじみ実感したので、ご本人の許可をいただいて一部をシェアしたいなと思います。
Mさんのお悩みは、いろいろなことに対して情熱を持てなくなったというものでした。
深くお話を聞いていくと、そもそも情熱の観点がズレてしまっていて、
誰かに認めてもらうためにがむしゃらに頑張ることが「情熱」だと思い込んでいたんです。
内から湧き上がる喜びや感動に突き動かされるままに進む、誰も止められないほど楽しい、そんな感覚とはだいぶかけ離れていました。
過酷な幼少期を過ごすうちに深い心の傷ができ、生き延びるためにニセの情熱にすがるしかなかったのです。
心の傷=トラウマは、そのまま放置して記憶から消しても、なくなりません。
あらゆる形で思い出させようとして現実に現れてきます。
学校で、会社で、結婚生活の中で。
傷つき苦しんだ経験は、その人の魂の成長ための大切な学びとなっているので、
何を学んだのか
そこに気づくまで繰り返し現れてきます。
シータヒーリング®︎のセッションではここを深く掘り下げて、本人が意識できなかったところへ誘導し、この大切な学びに気づけるよう目指します。
その過程で高確率で遭遇する「傷ついた子供時代のわたし」。
今の自分から見たら頼りなくて、かわいそうで、なんとしても救ってあげたい存在として見えます。
ヒーリングセッションですから、もちろんその子も癒しますが、
実はこれは、他人がやるよりも本人がやるのが一番効果的なんです。
だから、Mさんにも言いました。
「小っちゃいMちゃん、大変な思いしたねー。
もう大丈夫だよって、言ってあげようね。
一番の理解者がここにいて支えてるってことを伝えて、もう苦しまなくていいんだよって。
そうしたらきっと、思い出すから。
遠い記憶の中で、誰かが自分に寄り添ってくれていたことを…
誰かが大丈夫だよって言ってくれてたことを。」
話を聞いて、放心したような表情でMさんが言いました。
「……今、ずっと思い出してました。
わたしが泣いてると大丈夫だよって言ってくれてる人がいて、あれは誰だろうって思ってたこと。
お母さんじゃないんです。
あれは、わたしだったんですね(涙)」
「うんうん。そうかー。
それなら、これから癒しにいくんだね。」
自分が自分を癒していてくれたことに気づいた時の感動をわたしも思い出していました。
そして、まだ何もしていないのにも関わらず、彼女の中から痛みと苦しみが光となって抜けていくのが見えました。
いつだって、自分の最大の理解者は自分自身です。
世の中で最も自分のことを愛してくれてるのも自分自身です。
Mさんはシータヒーリング®︎を学んでいるので、この後ちゃんと自分で過去に遡って小さなMちゃんを癒しにいくでしょう。
過去は今と繋がっていて、未来とも繋がっていて、時空を超えて魂を癒しに行くことができます。
真の自己愛に目覚める大切な瞬間です。
これからのMさんの変容が楽しみです♪